社会保険労務士試験の諸注意
独学、通信教育生の初受験では、特に試験当日の会場の雰囲気に呑まれ力を発揮できないことが多いようです。しかし、事前に準備したり情報を得ることでずいぶん気持ちの持ちようが変わります。このページでは会場に到着して舞い上がらないように、細かい注意事項を紹介します。
当日、地図を片手に会場を探しながらうろうろ歩いていては雑念を払うどころか、時間までに到着できるかなという不安と戦いながらの道中になりますから、モチベーションを上げるためにも、必ず1回は会場の下見をしておきましょう。
携帯電話は原則持ち込み禁止、持ってきた場合は封筒に入れて鞄に入れておかないといけませんから、日頃から携帯電話を時計代わりにしている人は、事前に「腕」時計を購入しましょう。そして、テレビを見て時刻合わせをしてから出かけましょう。朝もそれくらいの余裕が必要です。
たくさん食べるのは禁物です。昼からの択一式試験は210分(3時間半)と長丁場ですから、お腹いっぱいになって眠くなると困ります。もっとも緊張しているときの食事ですから、あまりのどを通らないかもしれませんね。いっぱい食べられるようでしたらあまり緊張していないかもしれません。消化が良くてすぐにエネルギーになるような食べ物にしましょう。バナナはおすすめです。
試験は異常な緊張感の中で行われます。見落とし、勘違いは誰にでもあるのです。途中で退席する時間があるのなら、解答を見直してください。思わぬところで間違った解答をしているかもしれません。1点でも足りなかったら不合格なのです。せっかく与えられた時間ですから、めいっぱい使って悔いが残らないようにすべきです。
上の項目でお話しした通り、試験前のわずかな時間ですからできることは限られています。受験生はほとんどが不安を抱いて会場に来ています。やり残した箇所、いまだ苦手な科目、覚え切れていない数字などなど、後悔と一緒に受験日を迎えています。どうしても何かないと落ち着かないという人は、せいぜいA41枚くらいにまとめたものを持っていけばよいでしょう。あれもこれもと手を出すと全部ものになりませんから、苦手問題ばかりを集めるとか、覚え切れていない数字を書くなどして、「苦手が出てくれないかなあ」くらいの気持ちで試験前の時間を過ごすのがよい結果を呼ぶのではないでしょうか。
できるだけひとり静かに昼食を食べ、午後の択一式に備えて前項でこしらえた自分の弱点箇所を見直しましょう。全試験が終わってから心ゆくまで友達とおしゃべりしてください。
1.前日は勉強しなくていいです。
これまで思う存分勉強したはずです。前日くらいはちょっとおいしいものを食べて、早めに寝ましょう。地元に試験会場のない受験生などは、当日の朝は早く出なければなりません。寝ぼけた頭では日頃の成果が出るはずもありません。早起きしてきちんと朝ご飯を食べないと脳に栄養が回りません。寝ている間は栄養の補給がなされていませんから、血糖値が下がっています。朝ご飯(特に炭水化物)を食べないと脳が働かないことは立証されています。2.試験会場へは事前に1回は足を運びましょう。
将棋の羽生名人は対局の前には必ずできるだけ長い時間歩いて、会場へ向かうそうです。その間に雑念を払い、頭の中を一度リセットして対局会場での集中力を高めるためだそうです。当日、地図を片手に会場を探しながらうろうろ歩いていては雑念を払うどころか、時間までに到着できるかなという不安と戦いながらの道中になりますから、モチベーションを上げるためにも、必ず1回は会場の下見をしておきましょう。
3.時計を合わせておきましょう。
試験会場には時計がないか、あるいはあっても広いため後ろのほうからよく見えないことがあり、腕時計は必需品です。携帯電話は原則持ち込み禁止、持ってきた場合は封筒に入れて鞄に入れておかないといけませんから、日頃から携帯電話を時計代わりにしている人は、事前に「腕」時計を購入しましょう。そして、テレビを見て時刻合わせをしてから出かけましょう。朝もそれくらいの余裕が必要です。
4.試験会場は冷房が効きすぎているかもしれません。
受験案内や受験票にも記載されていますが、試験会場は冷房の調整をしてくれません。受験生には暑がりの人、寒がりの人いろいろでしょうから、いちいち聞いていては収拾がつかないのは当然です。また、全館集中管理していて個別に調節ができない試験会場もあるはずです。冷風の吹き出し口付近にいる人とそうでない人は、温度差はかなりあると思います。上に羽織れるものを1枚用意しましょう。これは絶対おすすめです。5.昼食は持参しましょう。
試験会場付近に食事ができるところがある場合でも、混んでいて待たされるかもしれません。時間を気にしながらの食事は避けたいので、昼食は試験会場に入る前に買っておくか、お弁当を作って持参することをおすすめします。試験は夏の暑いときなので、傷まないか心配されるようでしたら、凍らせたペットボトルを一緒に入れておけば安心です。昼食時にはほどよく溶けていると思います。たくさん食べるのは禁物です。昼からの択一式試験は210分(3時間半)と長丁場ですから、お腹いっぱいになって眠くなると困ります。もっとも緊張しているときの食事ですから、あまりのどを通らないかもしれませんね。いっぱい食べられるようでしたらあまり緊張していないかもしれません。消化が良くてすぐにエネルギーになるような食べ物にしましょう。バナナはおすすめです。
6.試験中にトイレに行きたくなったら
遠慮せず静かに手を挙げて試験監督官に「トイレに行きたい」旨伝えて下さい。我慢して気が散って試験どこらじゃなくなります。試験はいくら時間があっても足りないと感じてしまいますが、長時間集中することは大変難しく、途中でクールダウンする時間帯が必要です。科目と科目の間、たとえ1分でも気を静めてリスタートするとずいぶん集中力の回復が違います。そういった意味でも行きたくなくてもトイレに行ってクールダウンするのも一つの手段かと思います。7.時間はめいっぱい使いましょう。
試験時間途中で退席する人が必ずいます。よっぽど出来がよく自信満々の人か、その逆にさっぱりだめでとりあえずマークだけした人か、どちらかでしょう。試験は異常な緊張感の中で行われます。見落とし、勘違いは誰にでもあるのです。途中で退席する時間があるのなら、解答を見直してください。思わぬところで間違った解答をしているかもしれません。1点でも足りなかったら不合格なのです。せっかく与えられた時間ですから、めいっぱい使って悔いが残らないようにすべきです。
8.試験会場前で配られる資格学校等の予想問題は目を通したほうがいいか?
試験会場前には、各資格学校等のパンフレットを配る人がたくさん出て恒例行事のようになっていますが、パンフレット中身は資格学校への入学勧誘です。これから合格するために受験しようとしている受験生にとっては失礼な話です。彼らも仕事ですからそう邪険にする必要もないわけで、入学勧誘以外の記事を利用してあげましょう。各社予想問題というものを掲載しています。選択式、択一式それぞれかなりのボリュームを紹介しているところもあり、昨年の予想が当たりました!などの文字が躍っています。もらえるものはもらってもいいですが、全部目を通す必要はありません。試験が始まるまでのわずかな時間ですから、自分が最後まで気にしていた箇所や少し苦手かなと思う科目に目を通すだけでいいでしょう。択一式は見なくて、選択式だけを見ます、という人もいます。9.試験会場にテキストや問題集を持っていったほうがよいか?
まさか全科目のテキストを持っていくわけにはいきませんよね。上の項目でお話しした通り、試験前のわずかな時間ですからできることは限られています。受験生はほとんどが不安を抱いて会場に来ています。やり残した箇所、いまだ苦手な科目、覚え切れていない数字などなど、後悔と一緒に受験日を迎えています。どうしても何かないと落ち着かないという人は、せいぜいA41枚くらいにまとめたものを持っていけばよいでしょう。あれもこれもと手を出すと全部ものになりませんから、苦手問題ばかりを集めるとか、覚え切れていない数字を書くなどして、「苦手が出てくれないかなあ」くらいの気持ちで試験前の時間を過ごすのがよい結果を呼ぶのではないでしょうか。
10.昼の休憩時間の過ごし方
受験生友達と一緒に昼ご飯を食べながら、午前中の選択式試験についてしゃべっている人たちを見かけることがあります。受験は、たとえ友達であろうと競争相手です。ましてや、済んでしまった選択式の問題についての話などしても、何の役にも立ちません。自信があればよいですが、友達よりできていない場合は最悪です。できるだけひとり静かに昼食を食べ、午後の択一式に備えて前項でこしらえた自分の弱点箇所を見直しましょう。全試験が終わってから心ゆくまで友達とおしゃべりしてください。
社労士試験攻略調査団のポリシー
資格試験はどれもそうだと思いますが、条文を丸暗記すれば合格できるというものではありません。試験に合格できる勉強をした者に勝利の女神が微笑むのです。しかし、資格学校へ通ったり通信教育で講師のアドバイスを受けたりすることのできる受験生とは違い、市販のテキストと問題集で独学する受験生はかなりのハンデがあります。受験テクニックと呼ばれる勉強の仕方や勉強をいかに効率よく行うかなどのノウハウが厳然と存在します。当サイトでは、知りうる限りのノウハウと試験情報を独学者に提供し、通学者や通信教育を受けている受験生とのハンデを埋める助力をしています。