選択式過去問統計
出題者は受験生の目をなんとか惑わせて間違えるように問題作りを考えます。そのこざかしい手法の1つは、正解となる肢をどこに配置するかということです。
選択式は20個ある語群から選ばせるわけですが、知らず知らずのうちに正解肢の番号としては使いたくない、または正解肢の番号にどうしても使ってしまう数字はないだろうか?という素朴な疑問をみてみます。
選択式は「1」〜「20」の数字があり、5カ所虫が喰っていますから1問につき4つの語句から選ぶ形になります。規則性がないように答えになる数字は散らばって配置しているように思いますが(出題者もそう考えているはずです。)各科目ごとあるいは全体からもぼんやりと形が浮かんできました。
まず、全体を見ると、「3」「7」「8」「12」「17」の5種類が正解肢によく使われている数字です。逆に、正解肢に使いたがらない数字は「1」「4」「16」「20」の4種類でした。
使いたい数字は好みもあるでしょうから、いちがいにこれとは断定できませんが、使いたくない数字は何となくわかる気がします。「1」と「20」は目立つ場所ですからすぐに見つけられてしまう可能性が高い?、「4」は縁起の悪い数字?、「17」はわかりません(笑)。
次に科目別に見てみましょう。好きな数字は平均出現率の倍以上の出現率、嫌いな数字は1回も使われてない数字です。
「12」という数字は好きな数字にもランクインし、かつ嫌いな数字にもランクインしています。好きな数字に上がっている理由は、語群の中段右端あたりですから見落としやすいと考えているのではないでしょうか。広告業界では『チラシやカタログを見る癖は「Z」』というのが常識です。上の列を左から右へ見て、左下へ目線を移し右を見るというわけです。
ここでわかりやすくするために、「1」〜「20」の配置を見ながら説明します。
いかがでしょうか?「3」は当てはまりませんが、「7」「8」「12」「17」は「Z」からはずれていませんか?逆に嫌いな数字は「Z」になっていませんか?
意識してこういう配置を狙ったとすれば手強い敵です。語群から語句を探すときは、まず「Z」をはずして探しましょう。正解肢を早く発見することができます(?)。
選択式は20個ある語群から選ばせるわけですが、知らず知らずのうちに正解肢の番号としては使いたくない、または正解肢の番号にどうしても使ってしまう数字はないだろうか?という素朴な疑問をみてみます。
選択式問題は「Z」を排除せよ!?
過去10年間の統計を取ってみますと面白いことがわかってきます。正解肢にしたい数字、嫌いな数字が見えてきました。!?選択式は「1」〜「20」の数字があり、5カ所虫が喰っていますから1問につき4つの語句から選ぶ形になります。規則性がないように答えになる数字は散らばって配置しているように思いますが(出題者もそう考えているはずです。)各科目ごとあるいは全体からもぼんやりと形が浮かんできました。
まず、全体を見ると、「3」「7」「8」「12」「17」の5種類が正解肢によく使われている数字です。逆に、正解肢に使いたがらない数字は「1」「4」「16」「20」の4種類でした。
使いたい数字は好みもあるでしょうから、いちがいにこれとは断定できませんが、使いたくない数字は何となくわかる気がします。「1」と「20」は目立つ場所ですからすぐに見つけられてしまう可能性が高い?、「4」は縁起の悪い数字?、「17」はわかりません(笑)。
次に科目別に見てみましょう。好きな数字は平均出現率の倍以上の出現率、嫌いな数字は1回も使われてない数字です。
科目 | 好きな数字 | 嫌いな数字 | 科目 | 好きな数字 | 嫌いな数字 |
労基・安衛 | 12 | なし | 労災 | 8,17 | 2,6,10 |
雇用 | 13 | 12,15,20 | 労一 | 12 | 13,16 |
社一 | 2,8 | 1,6,14,19 | 健保 | 3 | 4,12 |
厚年 | なし | 16 | 国年 | なし | 2,5 |
ここでわかりやすくするために、「1」〜「20」の配置を見ながら説明します。
1 | 2 | 3 |
4 | 5 | 6 |
7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 |
19 | 20 |
意識してこういう配置を狙ったとすれば手強い敵です。語群から語句を探すときは、まず「Z」をはずして探しましょう。正解肢を早く発見することができます(?)。
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